広島ドラ1森下 OP戦開幕投手に内定 シート打撃に初登板で1安打「ある程度力を出し切れた」

[ 2020年2月19日 05:30 ]

シート打撃に登板し好投した森下(撮影・奥 調)
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 広島ドラフト1位・森下暢仁投手(22=明大)が沖縄2次キャンプ第2クール初日の18日にシート打撃に初登板し、打者14人に対して無四球、被安打1に抑える圧巻の投球内容を披露した。今春最速の150キロを計測する順調な仕上がりで、オープン戦初戦となる22日ヤクルト戦(浦添)の“開幕投手”にも内定した。

 調整段階が上がる度に末恐ろしさが明らかになる。大瀬良と並んで日本人投手の“大トリ”として解禁した実戦形式初登板。森下が見せたのは、緩急自在に赤ヘル打線を翻弄(ほんろう)する新人離れした投球術だった。

 先頭のピレラを直球で詰まらせて平凡な遊飛に打ち取ったと思えば、続く堂林はブレーキの効いたチェンジアップで片手だけのスイングを強い、投ゴロで手玉に取った。内角のカットボールで曽根のバットをへし折り、石原貴には外角への145キロ直球で空振り三振。打者6人を無安打に封じて1度マウンドを降りた。

 大瀬良の登板を挟み、主に走者を背負った設定で主力組と対戦した2巡目も緩急を自在に操った。1死一塁から菊池涼を曲がりの大きいカーブで遊ゴロ併殺にし、左打者の西川にもカーブで二ゴロ。唯一許した鈴木誠の安打も直球で詰まらせ、力のない飛球が右翼線にポトリと落ちたものだ。田中広を直球で左飛に抑えるなど打者14人に無四球、被安打1。最高気温13度と冷え込む悪条件で直球が今春最速150キロに到達する万全の仕上がりを見せつけた。

 「直球は自分が思った球を投げられた。ファウルだったり、フライで差し込むこともできた。全球種を投げ切ることはできたので、あとは高さ、コースを間違わないようにしていきたい」

 休日返上した前日17日に大瀬良から伝授されたスライダーを早速試投する器用さも披露した。明らかなワンバウンドになり、「まずは自分の持っている力を出せればいい。必要になった時に徐々に習得できれば…」と将来さえも見据えた。

 圧巻の投球は佐々岡監督からも「安定していた。直球、変化球でも勝負できる」と高く評価され、オープン戦初戦となる22日ヤクルト戦の“開幕投手”も託された。「今日はある程度自分の力を出し切れた。次も同じような力を出せないと意味がない」。順調すぎるほどに開幕への障壁が見当たらない。(河合 洋介)

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