【新井貴浩 視点】今永、右打者の内角突くカットボール有効

[ 2019年11月2日 08:30 ]

侍ジャパン強化試合   日本3―0カナダ ( 2019年11月1日    沖縄セルラー )

3回無失点の今永 (撮影・成瀬 徹)      
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 今永は球を動かしやすい公式球に対応し、カットボールを多めに使った。大きく曲がるのではなく、速い球速で手元で切れる。右打者の内角を突く上で非常に効果があった。何度も空振りを奪った高めの速球もいい。

 体の大きな外国人打者は腕が長く、低めの球はいいところに決めても拾われることがある。威力のある高めなら窮屈なスイングをさせることができる。内角も同様で、今永の速球なら差し込める。代表には他にも強く速い球を投げられる投手が多い。有効な攻めだ。

 攻撃では4回に無安打で奪った先制点が素晴らしかった。無死一、二塁で追い込まれた吉田正はスイングを変えてゴロを狙って打って一ゴロの進塁打。続く浅村も同じく追い込まれてから一ゴロ。定位置だった内野陣形を踏まえた打撃だった。

 初見の投手ばかりの国際大会で連打は多く望めない。一つのアウトをどう使うか。選手はよく分かっている。初対戦の投手に対応するには振っていくことが大切だ。多少のボール球を振っても仕方ないと割り切らないとタイミングは合わせていけない。各打者とも実践できていたと思う。(スポニチ本紙評論家)

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