智弁学園 準決勝敗退 小坂監督は4失策悔やむ「そこが大阪桐蔭と違う」

[ 2019年11月2日 14:24 ]

2019年度秋季近畿地区高校野球大会準決勝   智弁学園5―6大阪桐蔭 ( 2019年11月2日    佐藤薬品スタジアム )

<大阪桐蔭・智弁学園>サヨナラ負けを喫し、決勝進出を逃した智弁学園ナイン(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 優勝した2011年以来、8年ぶりの決勝進出はならなかった。智弁学園(奈良1位)・小坂将商監督(42)は「ゲッツーを取れるところで取れない。そこが大阪桐蔭の守備と比べて違う。言い方悪いけど、内野の守備はザルですね」と4失策を悔やんだ。

 理想的な展開で試合を進めた。2回無死、6番・山下陽輔内野手(1年)の左越えソロで先制。逆転を許した直後の4回には1死満塁から小畠一心投手(1年)の左犠飛で同点とし、白石陸主将(2年)の右越え3ランで勝ち越したが、リードを守り切ることができなかった。主将は「リードしたところで隙ができ、そこでエラーが出た。そこの隙をなくさないといけない。大阪桐蔭はチャンスをしっかりとモノにしていた」と唇をかんだ。

 敗れたとは言え、来春選抜大会の選出は決定的。4打数無安打だった4番・前川右京内野手、サヨナラ打を浴びた背番号「1」の西村王雅投手などベンチ入り20人中、8人が1年生。監督は「4番が打って、エースが抑えないと勝てない。下級生だけどそこは求めていく」と来春に視線を向けた。

続きを表示

2019年11月2日のニュース