山田哲、代役1番打 稲葉監督「翔吾がいたとしても一度試してみたかった」

[ 2019年11月2日 05:30 ]

侍ジャパン強化試合   日本3―0カナダ ( 2019年11月1日    沖縄セルラー )

5回1死二塁、山田哲が適時打を放つ(撮影・村上 大輔)
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 不動のリードオフマンだった秋山が離脱した中、1番に入った山田哲が結果を出した。1点リードの5回1死二塁、中前適時打で貴重な追加点を挙げた。

 「シーズン中も1番は経験している。どこの打順を任されてもという気持ち。すんなり入れた」。ここまで実戦3戦全て1番に座った秋山が離脱。金子ヘッドコーチは「稲葉監督が一番心中したかった選手がこうなってしまった」と言う。それだけの痛手であり、衝撃。秋山も「離脱は悔しいけれど、日本で応援します」と世界一を願い仲間にエール。そして握手を交わした。

 稲葉監督は「翔吾がいたとしても、一度哲人を1番で試してみたかった」と試合後に説明した。単なる代役ではない。今季ヤクルトで1番に33試合入ったミスタートリプルスリー。資質は疑いようがない。7回守備からはミットを手に本職の二塁から一塁へ移った。「丸さんも入り、メンバーは変わるが、世界一という目標は変わらない」。何番に座ろうと、どこを守ろうと、頂点へ勝利に貢献する姿勢は変わらない。 (後藤 茂樹)

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2019年11月2日のニュース