札幌第一 サヨナラ勝ちで本番へ弾み 大平主将 完全復活4の3

[ 2019年3月22日 05:30 ]

練習試合   札幌第一8-7滝川二 ( 2019年3月21日    滝川二G )

<札幌第一・滝川二>4回1死一塁、札幌第一の大平が中前打を放つ
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 第91回選抜高校野球大会(あす開幕、甲子園)に出場する札幌第一が21日、兵庫県内で滝川二と大会前最後の練習試合を行い、延長10回タイブレークの末、8―7でサヨナラ勝ちした。

 一番の収穫は、大平裕人主将(3年)の完全復活だ。「2番・遊撃」で今季初めて先発出場して、4打数3安打1打点2四球。「(球種は)集中していたので覚えていない」というほどの執念でボールに食らいついた。

 静岡合宿中の7日に腹痛と発熱を訴えて戦線離脱し、一時は甲子園出場も危ぶまれた。19日から全体練習に合流し、初実戦となった20日の金光大阪との練習試合では、9回の守備から出場して1打数1安打。この日のフル出場で「メドが立った」と菊池雄人監督(46)はホッと息をついた。

 守りではこの日、1失策を記録した。「感覚は大丈夫なので、もう少し詰めたい」と守備練習を重ねて、25日の山梨学院戦に臨む。(石川 加奈子)

 ○…タイブレークを採用した無死一、二塁からの延長10回を、上井健太朗(3年)が無失点で切り抜けた。先頭に四球を与えて無死満塁となったが、力のある直球とスライダーで浅い中飛と連続三振で切り抜けた。「走者がいる場面は慣れている。今日は真っすぐが走っていた」。冬場の走り込みと握力強化で最速138キロと、昨秋より2キロアップの成果を見せた。

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2019年3月22日のニュース