日本ハム、筒香に外野4人シフト 栗山監督「データとして出てる」

[ 2019年3月22日 05:30 ]

オープン戦   日本ハム2―2DeNA ( 2019年3月21日    横浜 )

<DeNA・日本ハム>日本ハムは4回1死走者なしでDeNA・筒香を打席に迎えた場面で、三塁・浅間が左翼に入り、外野4人シフトを採用
Photo By スポニチ

 【追球 ここにFOCUS】日本ハム・栗山監督は「常識を疑うことから始めている」と言った。それがDeNA戦で打者・筒香の際に敷いた外野4人シフトだ。

 4回1死、6回2死のいずれも走者なしの場面。三塁・浅間が左翼の定位置付近へ移動し、残りの3人の外野手は右寄りへシフトした。4回は空振り三振、6回は左中間を守る左翼・杉谷の正面への左前打だった。栗山監督は「内野が何人、外野が何人は関係ない。誰が遊撃手があそこの位置と決めたのか。球が飛ぶところをデータとして出している」と説明する。

 今季から打者ごとの打球傾向を分析し、大胆なシフトが主流となっている大リーグばりの守備シフトを採用する。栗山監督は今春キャンプ中にレンジャーズのドン・ワカマツ・ベンチコーチと意見交換した際にヒントを得たという。8回2死走者なしで筒香を迎えた際は三塁・横尾を二遊間にシフト(結果は四球)。飛ばないと分析した三塁は全てがら空きにした。

 開幕カードで対戦するオリックスの吉田正もプルヒッター。外野4人シフトが披露される可能性は十分にある。 (東尾 洋樹)

続きを表示

この記事のフォト

2019年3月22日のニュース