中畑清氏が感じたイチローの最終戦「何とも人間らしい終わり方」

[ 2019年3月22日 08:30 ]

ア・リーグ   マリナーズ5-4アスレチックス ( 2019年3月21日    東京D )

東京ドームでイチローの最後の勇姿を見届けた中畑清氏(左)
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 神様はいじわるだな、と思った。世界中の誰よりもヒットを多く打ってきたイチローが、最後の1本を打つためにこんなにも悩み、もがき苦しんで…。

 でも、実際に東京ドームで現役最後の姿を見ていて「それもいいんじゃないかな」と思い直した。非の打ちどころのない、完璧な野球選手だったイチロー。それが、何とも人間らしい終わり方をした。野球って難しいんだ。そして、素晴らしいんだ。そんなメッセージが伝わってきた気がした。

 17日の巨人戦前、イチロー本人と会う機会があった。練習中の張り詰めた緊張感、集中力。目の前でそんな姿に触れ、彼は「覚悟」を胸に秘めて日本にやってきたんじゃないかと改めて思った。

 私自身が個人的に印象に残っているのは、試合前の練習での「背面キャッチ」。子供はもちろん、大人も子供のように目を輝かせて喜んでいた。常に「野球って楽しい」というメッセージを発信し続けてくれた。彼は日本の野球、米国のベースボールに虹色の橋を架け伝説をつくった。(スポニチ本紙評論家)

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