西武 松本航が発熱で開幕離脱危機…小野投手コーチ「代役も考えないと」

[ 2019年3月22日 05:30 ]

オープン戦   西武2―13巨人 ( 2019年3月21日    メットライフD )

<オープン戦 西・巨>2回無死、岡本(左)に先制の中越えソロ本塁打を打たれた多和田(撮影・尾崎 有希)
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 また西武の先発陣に不安材料が増えた。ドラフト1位・松本航投手(22=日体大)が21日、埼玉県所沢市内の病院で風邪による発熱と診断され、練習を欠席。開幕ローテーション入りが決定していた期待の新人右腕が、離脱する可能性が出てきた。

 開幕が間近に迫る中で、昨季のパ・リーグ覇者の先発投手事情がいよいよ苦しくなってきた。昨季11勝をマークした榎田が左肩の張り、巨人から移籍してきた通算133勝の内海が左前腕浅指屈筋の軽い肉離れを発症して開幕に間に合わない状況。これに加え、期待の大きいドラフト1位ルーキーにも離脱の危機――。松本航がこの日、発熱で練習を欠席した。

 松本航は既に開幕ローテーション入りを決め、ソフトバンクとの開幕カード(ヤフオクドーム)で3戦目の31日に先発する予定。24日のDeNAとのオープン戦(メットライフドーム)で最終調整することが決まっていた。24日の登板について小野投手コーチは「熱は下がっていると聞いている。明日(22日)の状況次第」と発言。開幕前に登板せずに先発枠に組み込むことは「ゼロに等しい」とし、「最悪のことや代役のことも考えないといけない」と頭を抱えた。

 現在、開幕ローテーション入りが決まっているのは多和田、今井、ニール、高橋光に松本航の5人。あと1枠も確定していない。松本航はここまで安定した成績を残してきただけに、小野コーチは「外さないでいくほうがいい。どこか下(2軍)のゲームを使ってでも間に合うのであれば、投げさせる」と言う。

 シーズン初登板を開幕2カード目の本拠地でのロッテ戦にずらす可能性についても言及。辻監督は「日にちもあるから大丈夫と思っている」と話した。

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2019年3月22日のニュース