大谷翔平 一ゴロ全力疾走 際どいタイミングで競争した一塁手とあわや…手術明けの右腕接触してヒヤリ

[ 2024年5月11日 12:03 ]

ナ・リーグ   ドジャース―パドレス ( 2024年5月10日    サンディエゴ )

6回、一ゴロに倒れパドレスの一塁手クロネンワース(右)と右腕が接触するドジャース・大谷(AP)
Photo By AP

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が10日(日本時間11日)、敵地でのパドレス戦に「2番・DH」で先発出場。第2打席で3試合、11打席ぶりの安打とする左前打を放った。第3打席は一ゴロに倒れたが、際どいタイミングで相手と塁上で手術明けの右腕が接触する場面があり、周囲をヒヤリとさせた。

 1点を追う6回の先頭打者として迎えた第3打席。相手先発キングの外角ボールゾーンに逃げるチェンジアップを引っかけて一ゴロに打ち取られた。ここで相手一塁手クロネンワースと競争になり、クロネンワースが大谷より早くベースにタッチしてアウトとなったが、この後にベースを踏んだ大谷の右手がクロネンワースと接触。大谷はクロネンワースを気づかう様子を見せて痛がるそぶりも見せなかったが、リハビリ中の右腕なだけにヒヤリとする場面だった。

 ペトコパークでは過去通算8試合に出場し、16打数2安打、1本塁打の打率.125と結果が出ていなかったが、今季初めてプレーするペトコパークで第2打席は幸先よく安打を放った。

 相手先発は過去9打数4安打の打率.444、3本塁打と打ち込んでいる右腕マイケル・キング。第1打席はカウント1―2からツーシームにバットが空を切ったが、第2打席でやり返した。0―0の3回1死一塁の場面で、カウント0―1から2球目の外角シンカーにバットの芯を外されたが、左前にポトリと落として好機を拡大した。しかし、この後打線がつながらずに先制点を奪えなかった。

 昨年9月の右肘手術後最多となる70球のキャッチボールを行った。67球を投じた5日を超える球数で、また一段階、練習の強度を強めた形だ。来年の復帰を見据えて順調に調整を重ねている。

 8日のマーリンズ戦では4打数無安打に倒れ、今季初の2試合連続無安打となったが、打率.355はメジャートップ。それでもチームは今季最長の7連勝を飾り、2カード連続スイープ中と好調を維持している。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年5月11日のニュース