阪神、救援陣が無失点リレー ドリス今季初の回またぎ「球児さんのためにも」

[ 2018年9月25日 06:38 ]

セ・リーグ   阪神0―0巨人 ( 2018年9月24日    甲子園 )

9回から2イニングを抑えたドリス(撮影・成瀬 徹)
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 球児離脱の大ピンチで中継ぎ陣が気迫の無失点リレーを見せた。後半戦はセットアッパーに定着した藤川が、右肘痛のためこの日に出場選手登録を抹消。ブルペンのリーダー的存在のベテランの離脱は大打撃だったが、守護神・ドリスが今季初のイニングまたぎで2回を抑えるなど、全員でカバーした。

 CS進出への望みをつなぐため、最後の猛攻を見せたい阪神に衝撃が走った。前夜の試合で1―1の8回に決勝点を奪われ、敗戦投手となっていた藤川が右肘を痛めていたことが判明。球団広報を通じ「シーズン終盤の大事な時期に離脱してしまい、最後まで投げきることができずチーム、ファンの方々に申し訳ないです」と無念のコメントが届いた。

 ここまでは50試合で4勝3敗20ホールド、2セーブと大車輪の働き。その穴は非常に大きく、金本監督も「痛いけどしょうがない」と顔をしかめた。指揮官が「でも(うまくいけば)最後に間に合うんじゃないかな」と願ったように今季中の復帰もあり得るものの、あす26日からの14連戦には藤川不在で突入することになった。

 ただ、そんな危機だからこそ、この試合では他の中継ぎ陣が踏ん張った。7回無失点の岩貞からバトンを受けた桑原が8回を無安打に抑えると、9、10回はドリス。昨年9月27日DeNA戦以来の回またぎで1安打無失点の力投を見せた。

 「きょうは球児さんのためにも何とか2イニング投げたいと思っていた。チーム全体で彼の分まで助けたいと思っていたので、そういう意味で気持ちが入っていたよ」

 12回を3者凡退で片付けた能見も「なかなかカバーはできないけど、みんなでやっていくしかない」と表情を引き締めた。精神的支柱でもある22番の穴は誰か一人で埋められるものではない。全員が最後の力を振り絞り、CS進出と右腕の復帰を信じて戦い抜く。 (山添 晴治)

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