広島・丸キング並んだ37号 Vお預けも緒方監督「明日勝って決めたい」

[ 2018年9月25日 05:30 ]

セ・リーグ   広島5―7DeNA ( 2018年9月24日    マツダ )

ナゴヤドームの中日対ヤクルト戦をビジョンで見つめるファン(撮影・奥 調)
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 広島は、24日のDeNA戦に5―7と惜敗して優勝マジックは1のまま変わらなかった。09年のマツダスタジアム開場以来、最多観衆となった3万2950人の前で27年ぶりの本拠地胴上げは実現せず。それでも、不振だった丸佳浩外野手(29)がリーグトップに並ぶ37号2ランを放って、今日こそ悲願達成への光につなげた。

 27年間も地元胴上げを待ち続けたコイ党の思いは、実現を目前にして膨らみ続けている。マジック1で迎えたこの日は、マツダスタジアム開場以来、最多の動員数を記録した。それでも、雨に濡れた大観衆の願いは簡単にはかなわない。2点差の惜敗に、緒方監督は素直に謝罪した。

 「たくさんの方に来ていただいた中で申し訳ない。雨の中最後まで残ってくれた。選手も最後まで諦めずに、今日勝って優勝を決めようと強い気持ちでやってくれた」

 2回に石原と田中の適時打で2点を先制しながら、直後の3回にジョンソンがソトに逆転3ランを浴びるなど一挙4失点。7回にもアドゥワがソトに2ランを献上し、悲願は持ち越された。

 それでも、赤ヘルの“アーチスト”が大観衆を沸かせた。4点劣勢の7回2死三塁。3打席凡退して迎えた丸は、三嶋の初球のスライダーを弾丸で右翼席に突き刺した。DeNA・筒香に並ぶリーグトップタイの37号。出塁率はリーグ断トツの・482ながら、この一発まで今季最長の19打席連続無安打と不振だった。小休止を抜け出すきっかけをつかんでも、口をついたのは反省だった。

 「たくさん得点圏で回ってきた中で状態うんぬんより、もう少し早く仕事ができていればよかったのですが少し遅かった。(次に)つなげないといけないし、いいスイングを明日の1打席目に出せるようにしたい」

 ヤクルトが負けても優勝決定。そのため、敗戦後もオーロラビジョンにはナゴヤドームの戦況が映し出された。コイ党はこの日の胴上げが見たいと、雨に濡れながら中日を応援し、好機が潰れればため息がこぼれた。ヤクルトの勝利が決まると、一度ベンチ裏に引き揚げてきたナインは、再びグラウンドに現れて一礼した。

 緒方監督は「明日、勝って決めたい」と宣言した。自力で3連覇を決められるチャンスが再び巡ってきた。27年分の思いは、勝って実現させる。(河合 洋介)

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