阪神、笑顔なきドロー “天敵”メルセデスに24イニング連続無得点

[ 2018年9月25日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0―0巨人 ( 2018年9月24日    甲子園 )

9回1死一塁、森越が送りバントを失敗し渋い顔の金本監督  (撮影・大塚 徹)
Photo By スポニチ

 笑顔なきドローだ。阪神は24日の巨人戦を延長12回、0―0で引き分けた。打線が相手先発・メルセデスの前に8回まで3安打無得点に封じられるなど、巨人投手陣の前に12イニングで一度も得点圏にすら走者を進められず。負けなかったとはいえ、2連戦で1敗1分けと3位・巨人に2・5差を付けられたまま、残り試合は14に減った。

 負けはしなかった。ただ、どうしても勝ちたい試合だった。1・5差で臨んだ3位・巨人との“直接対決”2連戦。2連勝なら一気に巨人を上回ることができた。CS圏内をうかがうには、最低でも1勝1敗には持ち込みたかった。だが、結果は1敗1分け…。ゲーム差を2・5差に広げられたまま、残り試合数だけが14に減った。試合後の金本監督にも笑顔はなかった。

 「まあ打てなかったと言うよりは、きょうは相手投手が良かったね。メルセデス、畠、山口…みんな、絶好調じゃなかったかな」

 延長12回を、ゼロ行進…。試合後の指揮官も、相手投手陣を称えるしかなかった。それくらい、打線は手も足も出なかった。

 「(メルセデスは)よくカット(変化)しているからね。高さも良かったし、逆に抜け球もあって、絞りにくい部分もあった」

 この日も、「天敵」に翻弄(ほんろう)された。試合前まで阪神戦2戦2勝、防御率0・00、16イニング連続無失点を誇っていた相手先発・メルセデスに対し、3度目の正直…とはいかなかった。助っ人左腕の動く直球に手を焼き、3たび凡打の山を築かされた。8回までわずか3安打。試合前まで4打数3安打と左腕を得意としていたナバーロも3打数無安打に封じられ、「要所で良い投球をされた」と脱帽した。これで対メルセデスは、24イニング連続無得点となった。

 ミスも響いた。9回だ。先頭・陽川が相手2番手・畠から中前打を放ち、無死一塁の好機をつくった。だが、セオリー通り、得点圏に送ってサヨナラ機…とはいかなかった。糸原、森越が、まさかの2者連続の送りバント失敗で、好機をフイにした。指揮官も「2つ連続のバントミスは痛いね」と言葉を絞り出すしかない。10回以降は山口俊に3回完全投球を許した。12イニングで一度も、二塁すら踏むことができなかった。

 指揮官は「(7回は岩貞が)よく意地を見せてくれた。それに野手も応えないといけなかったけど、相手投手が本当に良かったからね。ちょっと打てる気がしなかったし、付け入る隙もなかったように思えるけど」と投手陣の奮闘を称えつつ、最後まで打線をかばったが…。結果的には甲子園での不振打開とはいかず、喜べないドローに終わった。 (惟任 貴信)

続きを表示

「第101回(2019年)全国高校野球選手権」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2018年9月25日のニュース