CSファーストステージ 2位に1勝与えて4戦3勝制に

[ 2016年10月13日 09:00 ]

<巨・D>ファイナルステージ進出を決め、ファンにあいさつするDeNAナイン
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 【永瀬郷太郎のGOOD LUCK!】盛り上がったなあ。セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ。3試合とも1点を争う熱戦が続き、3位のDeNAが2位の巨人を2勝1敗で破った。

 今年で10年目を迎えるCS。2位と3位が戦うファーストステージを勝ち上がったのは2位の9チームに対し、3位11チーム。3位のチームが11勝9敗と勝っているのだ。両リーグの内訳はパ7勝3敗、セ4勝6敗となっている。

 3戦2勝制のファーストステージ。2位の本拠地で行い、勝ち星が同数になった場合(1勝1敗1分け、あるいは0勝0敗3分け)は2位がファイナルステージに進む。2位に有利にはなっているが、ファイナルステージのような1勝のアドバンテージはつかない。失うものなど何もない3位と勝って当然の重圧がかかる2位。精神的な違いが「逆転現象」を生んでいるのかもしれない。

 一方、ファイナルステージは過去9年、日本シリーズに勝ち上がった18チーム中、1位が15チーム。2位は2チームで、3位は1チームしかない。2位が勝ち上がったうちの1度はCS初年度の2007年で、1勝のアドバンテージはついていなかった。

 2位の中日に3連敗してシリーズに進出できなかった巨人が中心となって1勝のアドバンテージをつけるようにしたのは翌2008年。6戦4勝制の現行制度ではシリーズ進出16チーム中14チームが1位ということになる。「1勝」が重いのである。

 そこで――。10年を一区切りとして、ファーストステージは来年から2位に1勝のアドバンテージを与えて4戦3勝制にしてはどうか。今年だったら2勝のDeNAに対し、巨人は1勝にアドバンテージの1勝を加えて2勝。互いに2勝2敗で待ったなしの第4戦を迎えるのだ。

 2位が連勝すれば最少2試合で終わるのは従来通り。多くても4試合で1日延びるだけだ。今年のように10月第2月曜日の祝日、体育の日を第3戦とするスケジュールにすれば、勝った方が次のステージという第4戦は火曜日のナイター。間違いなく満員になる。中1日でファイナルステージ。最大6試合やっても日本シリーズ開幕まで中3日の余裕がある。日程的には問題ない。

 今年は今年。レギュラーシーズン69勝71敗3分けのDeNA、史上初の勝率5割未満チームの日本シリーズ進出なるかに注目したいが、来年は2位にも1勝を。ご一考願いたい。(特別編集委員)

 ◆永瀬 郷太郎(ながせ・ごうたろう)1955年、岡山市生まれ。早大卒。東京の予備校に通っていた74年10月、冬期講習申し込みの列を離れて後楽園球場に走り、長嶋茂雄最後の雄姿に涙する。82年の巨人を皮切りにもっぱら野球担当。還暦を過ぎ、学生時代の仲間と「バンドやろうぜ」で盛り上がっている。

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