骨折のDeNA梶谷 ド根性マルチ安打「でも勝たんと意味ない」

[ 2016年10月13日 08:17 ]

セ・リーグCSファイナルS第1戦 ( 2016年10月12日    マツダ )

<広・D>4回無死、左手薬指にテーピングをして中前打を放つDeNA・梶谷
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 ど根性で打った。0―2で迎えた4回。DeNAの梶谷は左手に激痛が走る中、チーム初安打を中前に運んだ。9回にも左翼線への安打。いずれも外角球を右手一本で拾って、ライナー性の打球を飛ばした。

 チーム唯一の2安打と気を吐き「もちろん痛いですよ。思ったよりも左手がついてこなくて…。何とか打てた。でも、勝たんと意味ない」と声を絞り出した。

 強行出場だった。10日の巨人とのCSファーストS第3戦で死球を受け、左手薬指の末節骨を骨折。動かすだけでも痛い。それでも、梶谷はラミレス監督に「出させてください」と先発出場を直訴した。打撃用手袋の薬指と小指の部分を切り取り、白いテープをグルグル巻きにして固定。「最悪です…」と大切に使ってきたグラブにもハサミを入れ、捕りやすくした。全ては勝利のためだ。結果も残した。

 しかし、梶谷の奮闘もむなしく、打線はジョンソンの前にわずか3安打で零敗。ラミレス監督は「今日はジョンソンが良かった。打者は積極的に振れたとは思うが、相手が上だった」と脱帽するしかなかった。

 13日の第2戦以降の出場について梶谷は「もう折れているんだから、また折れても関係ない。全部出るつもり」と言い切った。2番打者の男気に、打線は応えないといけない。(中村 文香)

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