残留か移籍か…オリ福良監督 糸井と面談「相当悩んでいる」

[ 2016年10月13日 05:30 ]

調整を終えて引き揚げる糸井
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 虎に朗報だ。阪神が獲得調査を続けているオリックス・糸井嘉男外野手(35)が国内フリーエージェント(FA)権を行使するか否かで揺れ動いていることが12日、判明した。すでにオリックスからは、度重なる残留要請を受けているが、その上でも迷っているということは…。権利行使なら獲得に動く方針を固めた阪神が、その第一歩として交渉の席に着ける可能性が高まってきた。

 「虎の恋人」の最新情報が舞い込んできた。この日、オリックスがほっともっとフィールド神戸で秋季練習をスタート。1日のシーズン終了後、初めて主力選手と首脳陣が一堂に会した。もちろん国内FA権を取得し、今オフの去就に注目が集まっている糸井も参加。残念ながら、本人は去就に関するコメントを残さなかった。代わって、1日の今季最終戦以来、初めて糸井と言葉を交わした福良監督が、悩める胸中を代弁した。

 「一日一日、考えが変わるらしいわ。相当、悩んでいるんじゃない? 正直、嘉男が取った権利だから。他球団の評価が聞きたいとなれば、それは仕方ない。新聞を見ていると、たくさん(の球団がFA宣言すれば獲得に)来るんでしょう?」

 糸井は現時点で、権利行使か否かで揺れ動いている―。最も近くでその表情をうかがい、言葉も交わしたオリックス指揮官が言うのだから、まごうことなき最新情報だ。そして、その情報は、権利行使なら獲得に動く方針を固めている猛虎にとって、朗報でもある。

 オリックスはシーズン終盤の9月中旬から、宮内オーナーが球団に糸井慰留を厳命。瀬戸山球団本部長も全力で引き留める方針を示しており、理想は他球団との交渉解禁を待たない残留決着だった。オーナーの厳命から1カ月近く経過したこの日に至るまで、オリックスから度重なる残留要請を受けている糸井。それでも胸中が揺れ動いているということは…。猛虎が交渉の席に着ける可能性が高まっている―と言い換えることができそうだ。事実、福良監督も「糸井流出の場合も想定するのか」の問いに「そうなるよね」と応じた。最悪の場合も想定せざるをえない状況というわけだ。

 糸井本人はこの日、グラウンドでキャッチボールをした後、球場内施設へ移動。人目に触れることなく、帰途に就いた。福良監督との個人面談では「膝を休ませたい」と話しており、今後の秋季練習への参加は本人の意思に任される。秋季キャンプにも参加しない方向で、FA宣言期間まで公の場に姿を現す予定は無い。今後は人知れず、去就を熟考するもようだ。

 いくら入念に獲得調査をしても、糸井が権利を行使しない限り、猛虎は身動きが取れない。その「第一関門」突破へ、追い風が吹いていることは間違いなさそうだ。

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