柳田V打にホッ CSで不振続き「試合に出たくないと思った」

[ 2016年10月13日 22:13 ]

パ・リーグCSファイナルS第2戦 ( 2016年10月13日    札幌D )

<日・ソ>ファンの声援に応える柳田
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 負ければ、崖っ縁に立たされる大一番。一度は逆転を許したソフトバンクだったが、終盤に粘りを発揮して逆転勝ち。試合を決める一打を放ったのは3番・柳田だった。

 1点を追う9回、同点に追いつき、なお1死一、三塁で打席へ。初球に一走の本多がニ盗を決めニ、三塁となり2ボールからの3球目、日本ハムの守護神マーティンの速球を中前へ。ヒーローは雄叫びを上げて一塁へ向かった。

 「ポンさん(本多)が前に点を取ってくれたので楽な気持ちでいけました。とにかく前に飛ばそう、それだけでした。(タイムリーになって)すごく良かったです」

 9月1日の西武戦で右手薬指を骨折し、戦線離脱。チームは最大11・5ゲーム差つけていた日本ハムに逆転されてリーグ優勝を逃した。ロッテとのCSファーストステージから復帰を果たしたものの、結果を出せず「試合に出たくないと思った」と言うほど。前日のファイナル第1戦では大谷に抑えられ「俺じゃ打てないっす」と弱音を吐いていた。

 それでも5回にCS15打席目で初安打となる三塁内野安打放つと、土壇場の9回に値千金の一打。「チームの足を引っ張ってばかりだったので、やっと役に立てた」と安どの表情を浮かべ「あしたも頑張りたいと思います」と前を向いた。

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