中田「完璧だった」トドメ2ラン CS大好き歴代5位タイ6発目

[ 2016年10月13日 05:30 ]

パ・リーグCSファイナルS第1戦 ( 2016年10月12日    札幌D )

<日・ソ>5回1死一塁、左中間に2ランを放った中田(左)はチームメートに出迎えられる
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 左中間席の中段まで描いた放物線。本拠地に詰めかけたファンは勝利を確信した。日本ハム・中田は一塁ベースを回ったところで右手を突き上げ、ダイヤモンドを一周。4番の特大弾で一挙6点のビッグイニングを締めた。

 「しっかり自分のスイングができた。完璧だった。(大谷)翔平が投げて初戦を獲れたのは、チームとして大きいです」

 0―0で迎えた5回に西川、近藤の適時打で4点を奪い、なお1死一塁。完全なる押せ押せムードで打席に入った。ソフトバンク・武田が投じた初球、144キロの直球を狙い打った。14年のCSでは9試合で5本塁打を放つなど短期決戦で鬼の集中力を見せる主砲の2ラン。CS通算6本塁打は歴代5位タイだ。

 今季は110打点で2度目の打点王に輝いた。それでも主力選手としての自覚は強く、「自分のタイトルなんてどうでもいい。チームが優勝できたことがうれしい」と言う。ソフトバンクとの決戦を前にしても浮かれた様子はなく「向こうは何度も日本一になっているチーム。挑戦者の気持ちを忘れずに戦いたい」と話していた。大事な初戦。キッチリと4番の仕事を果たした。

 今季の全日程が終了し、連休だった今月1、2日は家族サービスでリフレッシュ。愛妻と2人の娘の存在が最大のモチベーションだ。数日前には喉の痛みなど風邪の症状に苦しんだが、夫人の健康を気遣った手料理など家族のサポートもあり現在はコンディションも良好。家族3人がバックネット裏で観戦した大一番で感謝の一発を放った。

 「とにかく勝ちにこだわってやっていく。初戦は勝ったけど、油断することなく全力でやりたい」。エースが抑え、4番が打つ。日本シリーズへの視界が一気に開けた。 (山田 忠範)

 ≪1イニング6点は球団最多タイ≫日本ハムは5回レアードの左越え安打を口火に5安打で一挙6点。プレーオフ、CSのイニング最多得点は77年第1戦で阪急が5回に挙げた10点で、日本ハムでは07年第2S第3戦の7回にマークした6点に並ぶ最多タイ。もっとも得点はこの回の6点だけ。プレーオフ、CSでイニング6点以上は10度目だが、他のイニングを無得点で勝ったのは82年第1戦で西武が8回の6点のみで日本ハムを6―0で下して以来2度目。

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