中日・福 災い転じてプロ1勝 先発ネイラー違和感で急きょ登板

[ 2016年5月8日 05:30 ]

<巨・中>プロ初勝利の福はウイニングボールを手に笑顔

セ・リーグ 中日8―1巨人

(5月7日 東京D)
 中日・福は緊急登板にも動じなかった。初回、先発・ネイラーがわずか4球、1死を取っただけで降板。試合直前のブルペン投球で体に違和感を訴えたが、野球規則では先発投手は打者1人を完了する義務がある。ルーキー左腕は試合開始と同時に準備を開始。1死からマウンドに上がった。

 「結構、慌てました」と2死後、坂本に三塁打を許したが4番・ギャレットを空振り三振に斬り勢いに乗った。5回まで4回2/3を3安打無四球で1失点。デビュー9試合目でうれしいプロ初勝利を手にした。「冷静に投げれば抑えられるという、自信と教訓になった」。昨季限りで現役を引退した「レジェンド」山本昌氏の背番号34を受け継いだ左腕。谷繁監督も「緊急事態でね。よく投げてくれた」と、福を呼ぶ救世主の出現を喜んだ。

 ◆福 敬登(ふく・ひろと)1992年(平4)6月16日、兵庫県生まれの23歳。神戸西(現・須磨翔風)では甲子園出場なし。社会人のJR九州に進み、JR小倉駅での案内業務などをこなした。15年の都市対抗野球に出場。同年ドラフト4位で中日に入団。1メートル78、87キロ。左投げ左打ち。

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