アストロズ 指揮官に続きゴメスも退場 塁審ににらまれ「敬意がない」

[ 2016年5月8日 16:26 ]

<マリナーズ・アストロズ>アストロズのゴメス(左)は9回と10回の攻守交替時に退場を宣告される (AP)

ア・リーグ アストロズ2―3マリナーズ

(5月7日 ヒューストン)
 アストロズのA.J.ヒンチ監督(41)とカルロス・ゴメス外野手(30)が7日のマリナーズ戦で退場処分となった。

 アストロズは8回、先頭打者のコレアがフルカウントから投じられた低めの投球を確信を持って見逃したが、判定はストライクで三振。コレアは球審に軽く抗議したがすぐに引き下がった。しかし、少し時間を置いてヒンチ監督が球審に詰め寄ると、今度は激しい口調。結局、指揮官は退場を宣告された。

 ここまでは見れば理解できたが、不可解だったのがゴメス。9回と10回の攻守交替の守備に就く際、一塁塁審と口論を始め、退場を言い渡されたのだ。

 どうやら、これは9回のアストロズの攻撃の際に伏線があったようだ。カストロの打席の際、ゴメスは一塁ベンチから投球の判定に不満な態度を示したが、これに一塁塁審が反応。一塁ベース付近からゴメスをにらみつけたという。

 「球審に対しての意思表示なのに、何故、塁審があのような態度をとるのか」と肩をすくめるゴメス。「自分に対して敬意を示せば、こちらも向こうにそうする。でも、向こうが自分に敬意を示さなければ、俺にどうして欲しいというのだ」と口論に発展したのは当然といった様子で怒りを露わにしていた。

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