金本阪神 不運“判定負け”「完全にアウトに見えたけどね」

[ 2016年5月8日 07:20 ]

<神・ヤ>7回1死満塁、本塁クロスプレーがセーフとなり、杉本球審(手前)に抗議する金本監督

セ・リーグ 阪神6―10ヤクルト

(5月7日 甲子園)
 阪神は7日のヤクルト戦(甲子園)に6―10で敗れ、連勝は3で止まった。金本知憲監督(48)は同点の7回、相手打線の中軸に対してセットアッパーのドリスを投入して勝負をかけたが、不運な形で決勝点を許すなど一挙5失点で力尽きた。巨人が敗れたため勝っていれば首位だった一戦で、痛い敗戦となった。

 勝負タクトも実らなかった。だが、攻めた結果なら仕方がない。敗戦後の金本監督は勝敗を分けた7回表を、淡々と振り返った。

 「まあうまく左打者とかに当てられていたね。満塁になって、(二ゴロは)ちょっとイレギュラーしたしね。イレギュラーが無ければ、ホームゲッツーが取れたかもしれないし。いつもいつも、0点に抑えられるということはないからね」

 5―5の7回は4番バレンティンから雄平、畠山と続いたことから、本来は8回を任せるセットアッパーのドリスを1イニング前倒しで投入した。「うまく行けば(7回を)4、5、6…7(番)くらいで終わって。(次の回で)8、9、1(番)と。力関係だね、そこは相手との」と説明した。

 だが、右腕は1死から四球と連打で満塁のピンチを招いた。ベンチは、ここでも攻めを貫く。内野陣に「超」が付いてもおかしくない極端な前進守備を指示。1点もやらない姿勢を示した。そして中村は注文通りの二ゴロに料理…のはずが、不運に見舞われた。

 イレギュラーバウンドした打球を大和は体で止め、本塁へ送球。タイミングはアウトだったが、きわどいフォースプレーをセーフと判定された。「完全にアウトに見えたけどね」と指揮官。直後に球審に対してビデオ判定を要求も、タッチプレーではなかったために認められなかった。久慈内野守備走塁コーチは「あそこはアウト。しっかり見てほしい。跳ねて落としたけど、すごく良い送球だった。(ミスは)大和というより審判のジャッジ」と吐き捨てた。その後は肩を落としたドリスが連打を浴び、代わった高宮も適時打を浴びて計5失点。勝敗は決した。

 序盤の5点ビハインドを追いついた打線の粘りは実らず、連勝も3で止まった。だが指揮官は誰も責めない。「昨日まで3試合連続で0点で来ているんだからね。ひっくるめて『きょうは投手が…』とは言ってはいけないと思うし、思ってもいないしね」。長いシーズン、こんな日もある。切り替えて8日の第3戦を取り、3カード連続勝ち越しを飾ってみせる。(惟任 貴信)

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