エルドけん引!広島3日ぶり単独首位 1差に4チームの大混戦

[ 2016年5月8日 07:10 ]

<広・D>3回2死一塁、2ランを放ったエルドレッド(中央)は新井(左)、黒田に迎えられる

セ・リーグ 広島10―4DeNA

(5月7日 マツダ)
 広島ベンチで、2回に3点を失っていた先発・黒田が手を叩いて笑みを見せた。3回、エルドレッドに飛び出したリーグ単独トップ12号の中越え同点2ラン。リーグ1位の得点と打率を誇る打線は大黒柱の負けを消したばかりか、終わってみれば今季最多に並ぶ17安打で10点を挙げた。巨人と阪神が負け、3日ぶりに単独首位を奪還した。

 「欲しいところで一番欲しいものが出た」と分水嶺(れい)となった一撃を喜んだエルドレッド。7回には中越え適時二塁打でチームを今季7度目の2桁得点に乗せた。2、5回の単打を合わせ、12年7月26日ヤクルト戦(神宮)以来、4年ぶり来日2度目の4安打。リーグトップを行く打率を・383にまで上げた。

 両足裏痛を抱え、攻守交代で守備に向かう際の足取りは重く見える。4日と5日の巨人戦(東京ドーム)は先発を外れ、前日6日は無安打で零敗を招いた。「この2、3日、痛みはひどいけど、試合に出ている以上、ベストを尽くすのは当然」。この日は試合前、打撃練習の後にマシンの前に立った。「石井(打撃)コーチの勧めで。速い設定にしてあるので目を慣らしてくれ、と言われた」。開幕戦で7回零封を許した井納の力のある球を、3打席3安打と次々に打ち返してみせた。

 来日からの過去4年、計80本塁打の一方で5倍の400三振を喫した。37発でキングになった14年は、いずれも球団新のシーズン169三振、28試合連続三振を記録。ボール球をむやみに振らない今季は12発に対して26三振にとどまる。頼もしさを格段に増した主砲に導かれ、今季これまで3連敗はない。緒方監督は「だからこの位置にいられるね」とほほ笑んだ。

 ▼広島新井(7回2死満塁で走者一掃の三塁打)一日一日だと思っている。その一日を精いっぱいやろうと。

 ≪昨季も7月に同現象≫セ・リーグは首位広島から4位阪神まで1ゲーム差の混戦。セは昨季も7月21日時点で首位巨人から4位DeNAまで0.5ゲーム差以内と接近しており、今季も同様の状況となってきた。なおセの首位チームは、4月29日の巨人から8連敗中。8日には、3位中日までの3チームが首位に立つ可能性がある。

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