赤ロッテ燃えた!初勝利 清田プロ7年目初サヨナラ打

[ 2016年5月8日 05:30 ]

<ロ・オ>9回1死二、三塁、サヨナラ打の清田は右手を突き上げる

パ・リーグ ロッテ4―3オリックス

(5月7日 QVCマリン)
 右手を高々と突き上げたロッテ・清田の元に、仲間たちが駆け寄ってきた。手荒い祝福とウオーターシャワーに笑顔がはじける。プロ7年目で初のサヨナラ打だった。

 「みんながつないでくれた。監督が辛抱強く使ってくれて、恩返しできればと思ってやっています」。3―3の9回1死二、三塁。敬遠も考えられる場面で、内野が前進守備を敷いたのを見て「勝負してくるな」と闘争心を燃やした。伊東監督からも「当てにいっている。思い切り振れ!」と背中を押されていた。平野のフォークを強振し、中前に運んでみせた。

 開幕から中軸を任されたが、打撃の調子は上がらない。3日楽天戦(コボスタ宮城)で 6番に降格。最近2試合は7番まで下がったが、5試合ぶりに3番に戻った。しかし、3回の第2打席は1死一、三塁から遊ゴロ併殺打と先制機を逃し「流れを一気に向こうにやってしまった」と猛省。それでも勝ち越された直後の8回に、右越えに値千金の同点4号ソロ。「ゲームに出ている以上、調子が悪いとか言っていられない。3番に戻してもらって、やってやろうという気持ち」と振り返り、伊東監督も「少し(復調の)兆しが見えていた。今日で吹っ切れたと思う」と安どした。

 清田のヘルメットのつばの裏には、テープが貼られ、「左足を開かない」、「打席にゆっくり入る」などの文字が書かれている。打席で必ずヘルメットを外しては、その言葉を胸に刻む。平常心を保ちながら集中力を高める姿勢が、最後に歓喜を呼び込んだ。

 この日は「ALL for CHIBA」シリーズとして、胸に「Chiba」と記された熱さや情熱を表す赤いサードユニホームを着用した。今季2度目の実施で初勝利。来場者にも配布し、満員のQVCマリンは真っ赤に染まった。「赤いユニホームで勝てたのはいいこと」と笑ったヒーローは、千葉県出身の清田。熱く、情熱的なファンから注がれた歓声に酔いしれていた。 (町田 利衣)

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