マー君 ほぼ完ぺき3回零封!3Aでジーター級大フィーバー

[ 2015年5月23日 05:30 ]

<レイルライダース・ブルズ>マイナー調整登板で3回無失点の田中

3Aインターナショナル・リーグ スクラントン4―3ダーラム

(米ペンシルベニア州スクラントン)
 右手首の腱炎と右前腕部の張りで故障者リスト(DL)入りしているヤンキースの田中将大投手(26)が21日(日本時間22日)、傘下3Aスクラントンの一員としてダーラム戦でDL入り後初めて実戦マウンドに上がった。メジャーチームのエース登板で球場がフィーバーの様相を呈する中、3回を投げて2安打無失点、2奪三振。ほぼ完璧な投球で順調な仕上がりぶりを印象づけた。

 山あいの球場にニューヨークのエースがやってきた。リハビリ登板日が決まると、3Aスクラントンは球団ホームページは「田中が投げる!」と一大告知。いざなわれるように集まった観客は7737人と発表された。地元テレビ局・WNEPは、7000人以上の観客動員は13年に、今回の田中と同じく故障からの復帰過程でジーター、ロドリゲスがプレーした試合以来だと報じた。

 ヤ軍傘下のケーブル局・YESネットワークが緊急生中継。球場内グッズショップには「田中コーナー」が設置された。モニターに躍る「TANAKA TIME」の表示――。普段の3A戦とは明らかに違う、祭りのムードが醸し出される中で、主役は4月23日のタイガース戦以来28日ぶりのマウンドに立った。

 右肘じん帯を部分断裂した昨年は、復帰への調整は実戦形式の練習だけで、3A戦は初体験。渡米後初めてヤ軍以外のユニホームを着て、「持っている球種を力強く、しっかり腕を振って投げること」をテーマに先発した。初回、モッターとベレスから直球でフライアウトを取った。「真っすぐでも結構押せていた。真っすぐしか待っていないような打者に対して、そういう投球ができたのはよかった」と、球威への手応えをつかんだ。

 最速は92マイル(約148キロ)。変化球も一通り試し、登板前にメドとした45球に近い41球で3回を抑えた。痛めていた腕については「全然大丈夫」と断言。次のステップに関しては、一夜明けの状態を確認してから首脳陣と話し合うことを強調しつつ、「球質はメジャーで通用するレベルに達しているか」との質問に対しては「そこに関しては大丈夫だと思います」と声を大にした。

 この日、ヤ軍は29日ぶりに首位から陥落。帰還を待つチームのため、調整ペースを上げていく。

 ▽スクラントン ペンシルベニア州北東部の都市で、ニューヨークからは約195キロの道のり。人口約7万6000人。地形は起伏に富み、市街地の標高は約200~450メートル。ヤ軍傘下3Aチームの正式名称は同市を含む都市圏の名前を冠とした「スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダース」。本拠地はPNCフィールド(収容人数1万310人)。

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