金沢学院東逃げ切り…金森監督「重み違う」初陣飾った

[ 2014年7月13日 05:30 ]

<金沢学院東・金沢向陽>初戦を突破し、スタンドにあいさつする金沢学院東の金森監督

石川大会1回戦 金沢学院東5-3金沢向陽

(7月12日 石川県立)
 第96回全国高校野球選手権大会(8月9日から15日間、甲子園)の地方大会は12日、42大会で346試合が行われた。石川大会の開幕戦では金沢学院東が向陽に5―3で勝利。4月から指揮を執る元ロッテの金森栄治監督(57)が公式戦初勝利を挙げた。

 プロで何度も味わってきた勝利とは全く別物だった。8回を終えて5―2とリード。金沢学院東の金森監督は、9回のマウンドには2番手としてエース工藤を送った。しかし、1死満塁から押し出し死球で2点差。長打が出れば逆転されるピンチが続いたが、5番打者を併殺打に打ち取った。

 「ホッとしました。夏の大会は負ければ終わり。プロは144試合、最後まで行けばCSもある。それと一戦の重みが違いますから」。夏の初陣で公式戦初勝利。57歳のルーキー監督にようやく笑みがこぼれた。

 現役時代は西武、阪神、ヤクルトで活躍。コーチとしても西武やロッテなど5球団で指導し、打撃理論には定評がある。プロ経験者が高校、大学での指導資格を短期間で回復するため昨年に新設された研修制度を受け、1月に認定された「第1号」の一人。今年4月に同校の監督に就任した。

 初采配となった春季大会は北陸学院と投手戦の末、0―1で初戦敗退。プロと学生、教えることにさほど違いはないという。「少しずつ受け入れられてきたかな。レベルアップしている」と手応えは感じている。

 金森イズムを注入されたナインは3回に2点を先制し、6回からは小刻みに加点した。試合後、金森監督は「高校生らしい、はつらつとした姿を見せよう」と呼びかけ、報道陣には「いい開幕戦だった。試合後の校歌をもう一度聴きたい」と話した。目指すは初の甲子園。現役時代に何度もプレーした聖地にナインを連れて行く。

 ▼中日・和田(西武時代のコーチで師と慕う金森監督が公式戦初白星)良かった。大変でしょうけど一つでも多く勝って頑張ってほしい。

 ◆金森 栄治(かなもり・えいじ)1957年(昭32)1月24日、石川県金沢市生まれの57歳。PL学園から早大、プリンスホテルを経て、81年のドラフト2位で西武入団。阪神、ヤクルトに移籍し、96年限りで引退。通算成績は1048試合、打率.270、27本塁打、239打点。引退後は5球団でコーチを務め、07~09年は独立リーグのルートインBCリーグ・石川の監督を務めた。

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