巨人 3番長野が大当たり 奇策いらず74試合ぶり理想オーダー

[ 2014年7月13日 05:30 ]

<巨・神>初回1死三塁、長野は右中間に先制の適時二塁打を放つ。投手・能見

セ・リーグ 巨人5-0阪神

(7月12日 東京D)
 手応えを感じていても決して大口は叩かない。それが巨人・長野だ。5月14日ヤクルト戦(ひたちなか)以来約2カ月ぶりの3番に応え、先制打含む2安打2四球。全打席出塁で打線に流れを生んだ。

 「能見さんと対戦するのは毎回楽しみにしている。打てて、うれしかった。たまたまです。振ったら当たりましたよ」

 初回1死二塁から右中間へ先制二塁打。真ん中高めの直球を引きつけて運んだ。7月に入って打率は・407。「能見さんはタイミングをずらすのがうまい」と言う。その左腕の緩急に体勢を崩されなかった。本来の姿は取り戻しつつある。

 1番の坂本、クリーンアップに長野、村田、阿部と並んだのは開幕2戦目以来、実に74試合ぶりだった。クリーンアップの3人の不調で、打線の試行錯誤を余儀なくされたが、3番に足のある長野が入れば厚みは増す。6回の2点目は、長野の中前打から村田がエンドランで一、三塁。阿部が右翼線二塁打で奪った。「頑張っている杉内を援護できてよかった」。前日、審判への暴力行為でプロ初の退場となった主将は攻守にわたってチームを引っ張った。中軸たちが目を覚まし、原監督も「長野は足もあるし、パンチ力もある。2点目は非常に価値のある4、5番だった」と評した。

 前日は6回の守備で内野手5人シフトを敷き、結果は裏目と出た。だが一夜明け、打線の「原点回帰」で隙のない戦いができた。原監督は言う。

 「(低めの)ボールに手を出すと、相手(能見)のペースにはまる。我慢しながらね。でも、まだ本当に攻略したという感じではないよ」。チーム全体で低めの球の見極めも意思統一されていた。こんな戦いができれば、指揮官の理想へと近づくことができる。

 ≪3.5差以上ならV率100%≫巨人が阪神に勝ち、球宴前の首位折り返しが決まった。巨人の前半戦首位ターンは3年連続通算33度目。過去32度のうちリーグ優勝は27度ありV確率は84%になる。2位広島とは現在4・5ゲーム差。優勝を逃した5度は2位と3ゲーム差以下で3・5ゲーム差以上だと過去22度全て優勝している。巨人は前半戦残り4試合で安全圏を保てるか。

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