智弁和歌山、2度のリードも好機生かせず…サヨナラ負け 

[ 2014年3月24日 18:15 ]

<明徳義塾・智弁和歌山>延長15回2死満塁、打者・森の時暴投でサヨナラ負けし、ガックリする智弁和歌山・東妻と長(左)のバッテリー

第86回選抜高校野球大会1回戦 智弁和歌山2―3明徳義塾

(3月24日 甲子園)
 3年ぶり11回目出場の強豪・智弁和歌山は明徳義塾(高知)に2―3でサヨナラ負けを喫し、初戦で姿を消した。

 昨夏は9年ぶりに春夏甲子園に出場できず悔しい思いを胸に甲子園の舞台に立った智弁和歌山。持ち味の強力打線がプロ注目右腕・岸の前に、延長12回の山本の本塁打を含め12本の安打を浴びせた。

 先発した2年生左腕の斎藤も落ち着いていた。初回いきなり、審判に2段モーションの注意を受けたものの、すぐにクイック気味の投球に切り替えるなど動じず。3回まで明徳に安打を許さない好投が光った。秋にはケガで投げならなかったという斎藤だが12回1死一、三塁で主戦の東妻に代わるまで連打を許さず6安打に抑える力投で互角の勝負を演じた。

 高レベルの試合展開で魅せた両校。だが、智弁和歌山は2度リードを奪いながらも15回表の攻撃では満塁の好機を生かせず。その裏、1死満塁から東妻のワイルドビッチで決着。最後はあっけない幕切れとなった。

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2014年3月24日のニュース