東陵 遠かった1勝 支えてくれた気仙沼に感謝

[ 2014年3月24日 05:30 ]

<白鴎大足利・東陵>8回1死、山崎は大下の打球に飛び込むも届かず

第86回選抜高校野球大会1回戦 東陵1―9白鴎大足利

(3月23日 甲子園)
 8点を追う9回1死一塁。東陵の2年生・梅木はセーフティーバントで走者を進めた(記録は犠打)。続く代打、3年生の相沢が強烈な打球を放ったが、遊ゴロで試合は終わった。

 千葉亮輔監督は「梅木が自分の判断でバントをした。先輩にお膳立てをしようと思ったんでしょう」とうなずいた。東陵らしい、絆が詰まったシーンだった。

 3年前の震災で甚大な被害を受けた宮城県気仙沼市に同校はある。センバツ初出場は、市民の希望となった。新調したユニホームの右袖には「気仙沼」の文字がプリントされた。甲子園1勝の壁は高く、試合はワンサイドゲームに。それでも8回に中前適時打を放った山崎主将は「(スタンドの声援は)ありがたかった。いろいろな方に支えられていると実感した」と意地で1点を奪った。

 津波で自宅を流された伊藤は4回に中前打をマーク。「一生懸命やっているところを見せられたのが一番」と胸を張った。88年夏に選手として出場した千葉監督は「また来たいと思える、素晴らしい場所だった」と、全力を出し切ったナインを誇らしげに見つめた。

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