智弁学園 岡本の大会タイの2本塁打などで三重下す 

[ 2014年3月24日 10:46 ]

<智弁学園・三重>1回表智弁学園2死、岡本がバックスクリーンに先制本塁打を放つ
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第86回選抜高校野球大会第4日 智弁学園7-2三重

(甲子園)
 第86回選抜高校野球大会第4日は24日、甲子園球場で1回戦3試合が行われ、打撃戦となった第1試合は3番・岡本が大会タイ記録となる2本塁打を放つなど打撃戦を制した智弁学園(奈良)が7-2で三重(三重)を下して2年ぶりに2回戦に進出した。

 智弁は初回2死からこの日3番に入った秋の公式戦打率が6割超えの大会ナンバー1スラッガーの岡本がファールからの2スイング目、フルウカントから三重のエース今井の真ん中高めに入った球を見逃さずにバックスクリーンに運ぶ大会3号ソロアーチを放って、その片鱗をまざまざと見せつけた。

 4回も先頭の高岡、広岡と連打、犠飛で2死二三塁から岩田の2点適時二塁打、さらに吉田の中前打で岩田も還り追加点。一挙3点を追加して引き離した。6回には先頭の岡本がインコースの直球をこの日2本目、大会5号となるソロアーチを今度は左翼へ運んだ。1試合2本は選抜大会タイ記録。過去には元ヤンキースの松井秀喜さんや日本ハムの中田翔外野手、元プロ野球選手の清原和博さんなど偉大な選手18人が名を連ねる大記録だ。

 智弁は8回にも先頭大西涼の中前二塁打のあと、この日2本塁を含む3打席3安打の岡本に対して、三重は左の今井から継投した右の辻本が岡本を内野飛に打ち取ったが、続く広岡の三遊間を破る適時打で6点目。9回にも2死一塁から吉岡の左越適時二塁打でダメ押した。
 
 三重は4回、4番西岡も高目の変化球を見事に振り抜き、左翼に運ぶ大会4号のソロアーチで1点を返した。さらに8回に先頭の中村が安打と敵失などで1死三塁にした後、犠飛で2点を挙げた。2点に抑えられた智弁の尾田-吉田のバッテリー、さらに12安打を放った強打の前に屈した。

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