元阪神 赤星憲広氏 教員実習で訪れた東陵がプロ入りの原点

[ 2014年3月24日 07:32 ]

<白鴎大足利・東陵>8回1死、山崎は大下の打球に飛び込むも届かず

第86回選抜高校野球大会1回戦 東陵1―9白鴎大足利

(3月23日 甲子園)
 亜大4年生(1988年)の時にドラフトにかからなかった私は、直後の11月に約3週間、東陵に教育実習に行きました。野球部の寮に寝泊まりし、練習も一緒にしました。原点である高校野球に触れ、あらためてプロ野球選手を目指すと決意した期間でもありました。

 今の千葉監督が当時はコーチとしておられた。最後に「9 AKAHOSHI」とマジックで書いた打撃手袋をお渡ししたのですが、先日、今も自宅に飾っていると聞き、うれしかったです。

 点差は開きました。ミスもありました。私も出場した2度のセンバツでいずれも失策をして、試合にも勝てなかった。最初は落ち込みましたが、しかし、それら失敗も糧にして今の自分があると思っています。選手が諦めていないから取ることができた8回の1点。選手たちが得たものは少なくありません。胸を張って気仙沼に帰ってほしい。まだ夏があります。(元阪神タイガース外野手、現スポニチ本紙評論家)

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2014年3月24日のニュース