劣勢も8回一挙4点!関東第一・米澤監督「選手に感謝です」

[ 2014年3月24日 13:54 ]

<関東第一―美里工>8回裏関東第一2死満塁、五十嵐が右前に同点の2点打を放つ

第86回選抜高校野球大会第4日 関東第一4―2美里工

(3月24日 甲子園)
 2点を追う8回、4長短打を集中して一挙4点を奪い逆転勝ち。関東第一の米澤監督は「先制点を取られて本当に苦しかったけど、選手が諦めないで気持ちを強く持ってやってくれた。選手に感謝です」とナインを称えた。

 関東一は毎回のように走者を出しながら、美里工のエース伊波を攻め切れず、7回までは無得点。3回に先制を許すと、7回にも1点を失う苦しい展開だったが、「気持ちで負けているんじゃないのか?強い気持ちでいかないとヒットは出ないぞ」という指揮官の言葉にナインは発奮した。

 8回、先頭の3番・伊藤が右前打で出塁すると、4番・山口も中前打で続き、送りバントで1死二、三塁に。6番の池田は一飛に倒れたものの、代打・清が死球で満塁とし、8番の五十嵐が右前に2点適時打。なおも2死一、三塁から途中出場の臼田が左翼フェンス直撃の適時三塁打を放って2点を勝ち越した。

 主将としてチームを引っ張る五十嵐は「自分に回って来いと思っていた。いい当たりではなかったけど、ラッキーでした」と笑顔。8回の攻撃前には「焦らずいこう」とナインに声を掛けた。「いい雰囲気だったので、いけると思っていた」と胸を張った。

 羽毛田から阿部への継投も成功。米澤監督は「アルプスの応援に、校歌を歌うことで恩返しができればと思っていたので、本当にうれしい」と、安どしていた。

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