敗因は勝負弱さ 和田監督「取れるところで取れなかったのが響いた」

[ 2012年6月3日 09:07 ]

<日・神>10回、1死満塁のピンチに、ぼう然とする阪神・藤川

交流戦 阪神1―2日本ハム

(6月2日 札幌D)
 阪神が2日の日本ハム戦(札幌ドーム)で今季初のサヨナラ負けを喫して4位に転落した。同点の延長10回に登板した藤川球児投手(31)が1死満塁を招き、最後は田中に痛打を浴びた。和田豊監督(49)は今季初黒星の守護神を責めず、1得点に終わった攻撃陣を敗因に挙げた。

 敗北を決する打球は飛び上がった中堅、大和の頭上を越えて弾んだ。「結果がすべてです」。託された延長10回を守り切れなかった。藤川にとっての今季初黒星、猛虎にとっても今季初めて味わうサヨナラ負けだった。

 同点で迎えた延長10回裏は試合開始から3時間半まで残り5分強で始まった。1死を奪った後、代打のホフパワーにフォークボールを右翼線二塁打を浴びた。時間経過とともに11回突入=勝利の可能性は消え、引き分けで終えることが最大の目的になった。

 だから、慎重には慎重を期した。糸井を敬遠して、勝負に行った小谷野に対しては、こん身の直球が際どく外れて歩かせた。背負った1死満塁の窮地、初球直球を田中に弾かれた。

 交流戦突入から半月以上が経過しながら、藤川にはまだセーブが付いていない。救援失敗が原因ではない。実際に打ち込まれたことは一度もなかった。セーブ機会の登板に恵まれないからだ。過去5度の登板で引き分け試合を締めくくったのは2度。今回が4試合連続の同点登板だった。

 「ゲームの展開なので、それは仕方ない。そういう立場で投げているから、そういうこともあります」。気丈に振る舞う守護神に本領発揮の舞台が訪れないことは、苦戦の続く交流戦を物語る事象だろう。だから、和田監督は敗因を攻撃陣に求めた。

 3回は先制した後の好機で鳥谷、金本が凡退。「そこで追加点を取れていればというところ」。以降も5、6、9、10回に得点圏まで走者を進めながら、決定打が出なかった。

 「取れるところで取れなかったのが最後まで響いた。しっかり守れているけど、こういう接戦を取れなかったのは残念。あしたはしっかり取って次へ向かいたい」

 日本ハムには3連敗を喫し、3日に全敗阻止がかかる。藤川を“ふさわしい場面”で送り出すには打線の奮起しかない。

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