圧巻5者連続K!大田 プロ初完投「小西さんに勝ててうれしい」

[ 2012年6月3日 07:59 ]

プロ入り初完投勝利を挙げた兵庫の大田秀奈美

日本女子プロ野球 兵庫2―1大阪

(6月2日 わかさスタジアム京都)
 日本女子プロ野球リーグは2日、わかさスタジアム京都で前期の1試合を行い、兵庫スイングスマイリーズが2―1で大阪ブレイビーハニーズを下した。

 最終打者を空振り三振に切ると、マウンド上で高らかなガッツポーズを決めた。兵庫の新人先発大田はプロ入り初完投勝利を挙げると、リーグタイ記録となる1試合9奪三振というおまけまで付いた。

 「私の1勝目が自分の納得いく勝ちじゃなかったので、今回は自分の投球が出来たと思います。三振を取るのが自分の目標なので、早く追い込んで自分が有利に三振を取りにいくことができた」。

 圧巻は3回から始まった奪三振ショー。安打と2四球で1死満塁のピンチを作ったが、そこから4番小久保、5番小西つどいを得意のスライダーで連続三振に討ち取った。続く4回にも6番川崎から真っ直ぐで押し込み、3者連続三振を記録。これが5者連続奪三振となり、リーグ3年目で新記録を達成した。

 「4連続三振を奪った時に『タイ記録になった』というアナウンスが聞こえたんです。だから、5人目も三振に切った時は感慨深いものがありました」と最高の笑顔で語った。前回登板からテイクバックを極端に小さくするというフォームに変更。足を高く上げ、下ろす時には右ひじがトップの位置に来るという早めの仕掛けでコントロールを安定させた。リリースポイントが前になったことでスライダーの切れ方も増し、高速且つ、曲がりの大きい変化で空振りを奪った。

 1試合9奪三振もこの日投げ合った大阪の先発小西美加の記録に並んだ。「三振数より目標だった小西さんに投げ勝ったことが一番うれしい。今後ももっと三振にこだわっていきたい」。今季の三振数も「22」とこちらも小西美加に並んだ。若干18歳のルーキーが憧れだった大投手に投げ勝ち、大きな自信をつかんだ。下克上ともいうべく、世代交代への第一歩を大田は踏み出した。

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