由規 復帰戦で6回2/3を1失点

[ 2011年7月30日 22:35 ]

6回巨人2死一、三塁、小笠原を三邪飛に仕留め、喜ぶヤクルト・由規

セ・リーグ ヤクルト2-2巨人

(7月30日 神宮)
 ヤクルトは林昌勇が同点を許して引き分けに終わった。九回に追い付かれた場面に、小川監督は「全部打たれたのは緩い球。速球は打たれてないのに…」と配球面を悔やんだが、それほど厳しい口調にはならない。

 その理由は、待ちに待った由規の復帰。交流戦中に左脇腹を痛め、1軍マウンドは6月9日以来、約1カ月半ぶり。周囲も本人も待ちこがれた、復帰登板で2カ月ぶりの白星はお預けになったが6回2/3を1失点と好投を披露した。

 「百パーセントでいけるようにしたい」と調整段階に語っていた通り、力強い速球で150キロ台を連発した。1回は力みが見え、押し出しを含む4四死球で1点を与えたが、2回以降は本来の安定感が戻った。「(1回は)舞い上がってしまったが、2回以降は粘ることができた」と満足感をにじませた。小川監督も「あそこまで投げてくれたし、これで慣れて戻ってくればいいね」と収穫を強調した。

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2011年7月30日のニュース