藤川 伊良部氏にささげる19球「野球人の強い誇りを持っておられた」

[ 2011年7月30日 06:00 ]

<神・横>9回に登板し最後を締めた藤川

セ・リーグ 阪神4-4横浜

(7月29日 甲子園)
 ピンチを背負っても慌てない。同点で迎えた9回1死一、二塁。阪神の守護神・藤川はフォークで新沼を投ゴロ併殺に仕留めると、自然と笑みがこぼれた。亡き大先輩にささげる19球だった。

 「いつも野球人の強い誇りを持っておられた。野球界としても残念だと思う」。リーグ優勝した03年。プロ5年目、まだ1軍に定着していなかった藤川にとって伊良部氏は憧れの存在だった。同氏の退団後に頭角を現したが、そのきっかけとなったのが故人と力と力の真っ向勝負で「平成の名勝負」を演じた清原和博氏の存在だった。

 05年の対戦時、8点差の場面でフォークで空振り三振を奪ったが「チ○ポコついてるのか!」と激怒された。「あれから真っすぐに磨きをかけるようになった。清原さんに育ててもらった」。翌06年の球宴では全球直球勝負で空振り三振。時代こそ違えど、同じ打者を相手に名勝負を演じた。そして伊良部氏に勝るとも劣らない剛速球で阪神の絶対的守護神へと成長していった。

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