斎藤佑樹のことは忘れていなかった 日大三監督「絶対負けるもんか」

[ 2011年7月30日 13:27 ]

第93回全国高校野球選手権西東京大会決勝 日大三2―1早実

(7月30日 神宮)
 5年前の屈辱は忘れていなかった。早実を倒し、2年ぶりの甲子園を勝ち取った日大三・小倉監督は「いい野球をしながら、5年前に(当時、早実のエースだった日本ハム・)斎藤佑樹くんに負けた。選手はその頃のことを知らないが、自分の中では絶対負けるもんか、という気持ちだった」と晴れ晴れとした表情で勝利の喜びを口にした。

 選手以上に指揮官が緊張していた決勝戦だった。「力のあるチームを甲子園に連れて行けなかったらと考えると…。プレッシャーが自分の中にはあった」。春はベスト4。優勝候補として名前が挙がるのは、間違いない。畔上主将は「監督さんを甲子園で男にしたいと思う」と力強く宣言した。

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2011年7月30日のニュース