「らんまん」舞台の高知出身・島崎和歌子 24年ぶり朝ドラに感激「役作り不要(笑)」土佐の民権ばあさん

[ 2023年4月23日 12:00 ]

連続テレビ小説「らんまん」にレギュラー出演、24年ぶりの朝ドラ出演を果たす島崎和歌子。通称「民権ばあさん」こと楠野喜江役を演じる(C)NHK
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 タレントの島崎和歌子(50)がNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)に4月24日放送の第16話から登場。1999年前期「すずらん」以来、実に24年ぶり2回目の朝ドラ出演を果たす。物語の舞台・高知県出身。「昨年、牧野富太郎先生が朝ドラのモデルになると聞いて、高知県民にとってはとても身近な方なので驚いていました。その『らんまん』に出演できることになり、うれしかったです」と感激している。

 俳優の神木隆之介が主演を務める朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

 島崎が演じるのは、政治結社「声明社」を支援する女性・楠野喜江役。通称「民権ばあさん」。女性に参政権がないことをおかしいと思い、演説会に参加している。

 同局を通じ「“民権ばあさん”と呼ばれる、はっきりと自分の意見を言う土佐の女性を演じさせていただいたのですが、高知の女性は黙っていられないので、役作り要らずでした(笑)」とコメント。素のままの芝居になったようだ。

 神木と「声明社」のリーダー・早川逸馬役を演じる声優・宮野真守による演説会シーンは「迫力があって、演じつつも見入ってしまいました。寒くて乾燥している時期に撮影したのですが、宮野さんは何度撮影しても最後まで同じ声量で声がかすれないのが凄かったです。プロだなと思いました」と振り返り、感嘆。「そういった方々とお仕事ができて刺激になりましたし、撮影現場は楽しかったです」と充実感を明かした。

 「高知県はとても自然が豊かな場所です。年齢を重ねて、牧野先生が『植物を愛せるのは平和なこと』とおっしゃることの意味が分かりました。とても贅沢な環境で私は育ったんだなと思います。『らんまん』で高知県の景色を見て、朝から癒やしを感じていただけたら、うれしいです。これをきっかけに高知に是非遊びに来てください」と呼び掛けている。

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2023年4月23日のニュース