【どうする家康 大河絵(どうする絵)】第14話 命懸けの伝言…激しく動き出した三英傑の運命

[ 2023年4月23日 17:01 ]

イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「どうする家康」第14話大河絵 命懸けの伝言…激しく動き出した三英傑の運命
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は23日、第15話が放送される。

 昨年の三谷幸喜氏脚本「鎌倉殿の13人」のイメージイラスト全48話分と3枚の“大河絵巻”を描いたイラストレーター石井道子氏。“大河絵”“鎌倉絵”“殿絵”と人気を博した。大河ドラマ62作目となる「どうする家康」でも、前作「鎌倉殿の13人」に負けず劣らない“クセ強”キャラたちを石井氏が描いていく。

 先週の第14話は「金ヶ崎でどうする!」。織田信長(岡田准一)とともに越前・朝倉義景との戦に臨んだ徳川家康(松本潤)だったが、その裏で浅井長政(大貫勇輔)が謀反を決意。浅井・朝倉に挟み撃ちにされれば、織田・徳川連合軍はひとたまりもない。長政の妻・お市の方(北川景子)の心中を察した侍女・阿月(伊東蒼)は、信長が陣を敷く金ヶ崎へ向かうが…という展開だった。

 “兄弟”浅井長政の謀反による織田信長の退却戦「金ヶ崎の退き口」(元亀元年、1570年)が描かれた。阿月のお市に対する一途な恩返しの激走と命懸けの伝言。野心、功名心を隠さず「クズ」呼ばわりされても不敵に笑う木下藤吉郎(ムロツヨシ)の狂気の恫喝。そして、長政の裏切りをめぐり衝突した家康と信長の衝突。「出ていけ!おまえの顔など二度と見たくない」「朝倉の次はおまえじゃ。俺に逆らうとはそういうことじゃ」(信長)、「ふざけるな、あほたわけ!」(家康)。覚醒した家康と信長の頬を伝った孤独の涙…。激しく動き出した三英傑の運命を石井さんが描く。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2021 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2021 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでは昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に続いて2度目の大河絵連載。

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