桃田を鼓舞し続けた光景…ファンがつくった千羽鶴「また頑張ろうと思えた」

[ 2020年12月28日 05:30 ]

バドミントン全日本総合選手権最終日 男子シングルス決勝   桃田(NTT東日本)2―1常山(トナミ運輸) ( 2020年12月27日    東京・町田市立総合体育館 )

桃田が練習する体育館には、調布市の小学生やファンがつくった千羽鶴が飾られている
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 【記者フリートーク バドミントン担当・大和弘明】桃田が鼓舞され続けた日常の光景がある。東京都調布市にあるNTT東日本の体育館。桃田がいつも座る場所には、大きな千羽鶴が飾られている。体育館がある同市の小学生やファンが募って制作したもの。雌伏の時を過ごす期間、力をもらっていた。

 2月に右眼窩(がんか)底骨折の手術を受け、入院中の桃田に過去にバドミントン教室で交流した都内の小学校の児童から手紙が届いた。「またコートに戻った姿が見たいです」。病床で全てのメッセージを読んだ。

 「ネガティブな感情が出た時、諦めそうになった。いろんな方の激励でまた頑張ろうと思えた」。復帰の最中、どれだけ応援されたか分からない。桃田の恩返しの旅は続く。

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