奥原　貫禄の女子単連覇、山口に競り勝つ「凄く楽しくプレーできた」

バドミントン全日本総合選手権最終日　女子シングルス決勝   奥原（太陽HD）2―1山口（再春館製薬）　 （ 2020年12月27日    東京・町田市立総合体育館 ）

女子シングルスで優勝しガッツポーズする奥原希望
Photo By 代表撮影

　女子シングルスは奥原希望（太陽ホールディングス）がライバルの山口茜（再春館製薬所）に競り勝ち、2年連続4度目の栄冠に輝いた。相手のスピードに押されて先行を許したが、フルゲームに持ち込んで最後はジュースにもつれ込む展開から強打をネットインさせた。

　「（山口）茜ちゃんとの対戦は本当にレベルが高いバドミントンの奥深さがある。凄く楽しくプレーできた」

　銅メダルを獲得した16年リオデジャネイロ五輪準々決勝の再現。ツアー中断中も世界をイメージして意識を高く保ち、地道にフットワークなどの改善に取り組んできた。10月のデンマークオープンに続く優勝で昨年以上の手応えを得て「自分の中に揺るぎない自信を持てたことが大きな差。コロナの時期が凄くプラスに働いてくれた」と喜んだ。

　▼女子シングルス山口茜　最後は奥原さんのラリーの精度も高くて、攻めにいく展開をつくるのが難しかった。（逆転負けで準優勝）