鹿児島実 逆転勝利で初戦突破 CTB吉野が50メートル独走で逆転トライ

[ 2020年12月28日 15:42 ]

第100回全国高校ラグビー大会1回戦   鹿児島実19―14札幌山の手 ( 2020年12月28日    花園ラグビー場 )

<鹿児島実・札幌山の手>札幌山の手との接戦を制し、喜ぶ鹿児島実・高木(中央)らフィフティーン(撮影・坂田 高浩)
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 2大会ぶり出場の鹿児島実(鹿児島)が札幌山の手(南北海道)に逆転勝利で1回戦を突破した。

 前半は7―14とリードを許したが、後半4分に左サイドライン22メートル付近のラックから右に展開。CTB吉野航平が相手ディフェンスを抜き、SH宗白十(はくと)からWTB坂根海斗とつなぎ、FB伊地知啓匡が右中間に飛び込んだ。ゴールは不成功だったものの、2点差に肉薄した。

 14分には自陣22メートル付近のスクラムからSH宗がSO山下毅主将にパスし左へ展開。山下から2人飛ばしパスを受けた途中出場のFB山口翔永が抜け出し、センター付近でパスを受けたCTB吉野が50メートルを走りゴール中央に逆転トライ。粘る札幌山の手の反撃を食い止め、逃げ切った。

 19年W杯で史上初のベスト8進出を果たした日本代表のリーチ・マイケル主将の母校・札幌山の手は、3大会連続の初戦突破とはならなかった。

 ▼鹿児島実・山下主将「最後の最後にバックスで取りきるという自分たちの持ち味が出せた」

 ▼札幌山の手・佐藤幹夫監督「取るところで取れなかった。力がなかった。なかなかペースに乗れなかった」

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