シェルバコワ 4回転2種類決め3連覇、先月の肺炎克服 コーチは涙

[ 2020年12月28日 05:30 ]

フィギュアスケート◇ロシア選手権最終日 ( 2020年12月26日    チェリャビンスク )

ロシア選手権女子フリーでジャンプするアンナ・シェルバコワ
Photo By タス=共同

 女子は16歳のアンナ・シェルバコワがフリーでルッツ、フリップの2種類の4回転ジャンプを決めて前日のSPに続いて1位となり、合計264・10点で3連覇した。昨季の世界ジュニア選手権女王で14歳のカミラ・ワリエワがフリーで4回転トーループを2度成功してSPに続いて2位となり、合計254・01点で2位。SPで4位だった16歳のアレクサンドラ・トルソワが4回転ルッツを2度決めたフリーで3位となり、246・37点で3位だった。

 4回転ジャンプの競演となったハイレベルな女子フリー。シェルバコワが11月にかかった肺炎を克服し、完成度の高い演技で3連覇を達成した。感情をあまり表に出さないトゥトベリゼ・コーチが涙を流し、本人は「心配してくれたコーチや両親、欠場せずに戦った自分にありがとうと言いたい」と笑顔で語った。先に滑ったトルソワ、ワリエワがともに4回転を2度成功。重圧がかかる中、高難度のルッツ、フリップの4回転を冒頭から立て続けに決め、技術点だけで106・70点とライバルを圧倒した。

続きを表示

この記事のフォト

2020年12月28日のニュース