フクヒロ「リベンジ」V 宿敵ナガマツに五輪前哨戦でストレート勝ち「本当にプラス」

[ 2020年12月28日 05:30 ]

バドミントン全日本総合選手権最終日 女子ダブルス決勝   福島・広田(丸杉Bluvic)2―0永原・松本(北都銀行) ( 2020年12月27日    東京・町田市立総合体育館 )

女子ダブルスで優勝した(左から)福島、広田組、準優勝の永原、松本組
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 東京五輪出場を確実にしているペア同士が対戦した女子ダブルス決勝は世界ランク2位の福島、広田組が3位の永原、松本組を破って2年ぶり3度目の頂点に立った。3連覇を狙った昨年の決勝で敗れていた宿敵を下し、広田は「リベンジしたい気持ちがあった。自分たちらしいプレーがところどころ出ていた」と喜びを口にした。

 持ち味の手堅い守備からレシーブ力を生かして空いたスペースに鋭い打球を返し、攻撃に転じてポイントを挙げた。ナガマツにはツアー再開初戦となった10月のデンマークオープン決勝でも勝っていたが、それまでの国際試合は4連敗。16年リオデジャネイロ五輪金メダルの「タカマツ」高橋礼華さんが8月に引退を表明し、広田が「自分たちが先頭に立っていきたい気持ちはある」と話していた中、定評がある相手の攻撃力を封じて連勝した意味は大きい。それもストレートで下し、福島は「2―0で勝てたのは久しぶり。自分たちにとって本当にプラス」と力を込めた。

 新型コロナウイルスの影響による自粛期間中は原点に返って基礎を徹底した。一本一本のショットに対して意識を高め、広田は「強化していた部分で、レシーブが前よりもっとしぶとく1本でも返せるようになっている」と手応え。最高の形で五輪イヤーを迎える。

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