京都成章 記録的大勝で初戦突破 主将・辻野「目標は日本一」

[ 2020年12月28日 05:30 ]

第100回全国高校ラグビー大会1回戦   京都成章129―0米子工 ( 2020年12月27日    花園ラグビー場 )

<京都成章・米子工>後半17分、ハンドオフでディフェンスをかわし、トライを決める京都成章・辻野(撮影・北條 貴史) 
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 V候補の一角、京都成章は部の歴史を大幅に塗り替える記録的大勝で1回戦を突破した。開始51秒、CTB小林典が先制トライを挙げ、前後半で計19トライ。18年度の1回戦・仙台育英戦の81得点を上回る同校最多、歴代でも大会5位の129得点で米子工を蹴散らした。

 京都決勝に先発した選手を9人入れ替えた。競争意識をあおるのが湯浅泰正監督(56)の狙いだ。SOに2年生の大島を起用。共同主将を務めるSO辻野は後半から途中出場したが、大島をそのままSOで、辻野をFBで起用した。指揮官は「大島は(グラウンド横幅の)70メートル、右から左がぜんぶ見える。視野が広い」と3トライの活躍を喜んだ。

 今年の強みは層の厚さ。FWリーダーで大型ロックの本橋を温存。指揮官は「あいつの代わりだけがいない」と話したように、誰が出場してもチーム力は落ちない。初の頂点へ、辻野は「目標は日本一」と言い切った。

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2020年12月28日のニュース