桃田復活支えた森本トレーナー「1年間やってきたこと、間違いじゃなかった」

[ 2020年12月28日 05:30 ]

バドミントン全日本総合選手権最終日 男子シングルス決勝   桃田(NTT東日本)2―1常山(トナミ運輸) ( 2020年12月27日    東京・町田市立総合体育館 )

試合後に森本トレーナー(右)と写真に納まる桃田(KITAERU CARE公式インスタグラムから)
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 東京五輪出場を確実にしている世界ランキング1位の桃田賢斗(26=NTT東日本)が男子シングルスで3連覇を達成した。桃田とともに交通事故で負傷しながら復活を支えた専属の森本哲史トレーナー(42)がねぎらいの言葉を贈った。

 ◇ ◇ ◇

 まずは、お疲れさまと言いたいです。1年間やってきたことは無駄じゃない。間違いじゃなかったと思います。本人とも話しましたが、試合中はそんなことを考えていたみたいです。“今年は(事故前日の)優勝に始まり、優勝に終わったね”と話しました。

 全日本総合のプレーを見ていて、いろんなことを思い出しました。一番は日々の練習のシーンです。夏の福島合宿などイベントもありましたが、日々の積み重ねがここにつながりました。その練習の姿が思い浮かびます。

 決勝はコートが滑りやすく自分の実力が出せない環境でも勝てました。やりづらい相手でも、持ち味のスタミナが生きていました。

 これからはコーチ含めて技術面、フィジカル面の波長をうまく合わせたいです。今回は守備面、つなぎの面で課題が見えたと本人も言っていました。磨いたスマッシュはもっと出るかと思いましたが、その場面が少なかったです。日本での戦いが終わり、海外の戦いが始まります。これからに期待です。(専属トレーナー)

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