チーフスが10連勝で第1シード確定 タイトエンドのケルシーはNFL記録を樹立

[ 2020年12月28日 09:02 ]

タイトエンドのリーグ新記録を樹立したチーフスのトラビス・ケルシー(AP)
Photo By AP

 スーパーボウル連覇を狙うチーフスは27日、地元カンザスシティー(ミズーリ州)で行われた第16週の試合でファルコンズに17―14(前半7―7)で競り勝って14勝1敗。昨季はAFC第2シードからの頂点だったが、10連勝を飾った今季は第1シードでポストシーズンを迎えることになった。

 NFLは今季のプレーオフ枠を12から14に拡大。AFC、NFCの両カンファレンスともに7チームずつがプレーオフに進出するが、1回戦免除となるのは第1シードの2チームだけ。チーフスは理想的なポジジョンから再びスーパーボウルを目指すことになった。

 昨季のスーパーボウルでMVPとなったQBパトリック・マホームズ(25)は44回中24回のパス成功と苦しんだものの、それでも278ヤードと2TDをマーク。ホットラインを形成しているタイトエンド(TE)のトラビス・ケルシー(31)は9回のレシーブで98ヤードと1TDを獲得した。

 ケルシーのレシーブ獲得は今季15試合で1416ヤードとなり、2018年に49ersのジョージ・キトル(27)がマークした1377ヤードのNFL記録を1試合残している段階で更新。レシーブ回数も105となり、2018年シーズンの自己記録(103)を上回った。TEとしてシーズンで2度、シーズンで100回以上のレシーブを達成したのはケルシーが史上初めて。マホームズにとっては頼りがいのある“第1ターゲット”となっている。

 敗れたファルコンズは4連敗で4勝11敗。残り9秒、韓国出身のキッカー、ク・ヨンフェ(26)が39ヤードのFGを決めていればチーフスを延長に引きずり込むことができたが、ボールはポストの右に外れた。

 スティーラーズは地元ピッツバーグでコルツを28―24(前半7―21)で振り切って12勝3敗。連敗を3でくい止め、AFC北地区で3季ぶりの優勝を決めた。

 なおブラウンズとコルツがこの日、敗れたため、AFCのワイルドカード争いは混とん。10勝5敗で並んだコルツ(もしくはタイタンズ)、ブラウンズ、レイブンズ、ドルフィンズの4チームが最終週で「3枠」を争う展開になっているが、ブラウンズはスティーラーズ、レイブンズはベンガルズに勝てば自力でプレーオフ進出が確定する。

続きを表示

この記事のフォト

2020年12月28日のニュース