今大会1回戦のみ25分ハーフに 明和県央は有効活用「体を当てていっても体力は持つ」 

[ 2020年12月28日 05:30 ]

第100回全国高校ラグビー大会 ( 2020年12月27日    花園ラグビー場 )

<川越東・明和県央>後半、トライを決める明和県央・内山(左)(撮影・坂田 高浩)
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 史上最多63校が出る今大会は、1回戦だけ5分短い前後半25分ハーフで行われる。たかが5分、されど5分で、戦術に影響が出た。

 明和県央(群馬)は有効活用。成田仁監督(52)は「25分だと、実際のオンプレーの時間は10分ぐらい。その時間なら、積極的に体を当てていっても体力は持つ」と、自慢のFWが最初から激しく圧力をかけ続けた。接点で優位に立ち、初出場の川越東が誇るバックスに仕事をさせず、24―7で勝利した。

 学法福島はモール作戦を敷いた。田中瑞己監督(47)は「毎年積み上げてきた作戦。30分でも25分でも関係ないところはあった」と否定しつつも、相手の受け取り方は違った。前半16分までリードを許した尾道のNo・8森元主将は「モールは時間を使われるし、しんどい時間が続いた」と少なからず焦りがあったことを認めた。

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2020年12月28日のニュース