全国大学選抜相撲宇佐大会 拓大の五島雅治が初の全国制覇!団体戦は東洋大V 学生相撲今季開幕戦

[ 2024年5月4日 07:27 ]

全国大学選抜相撲宇佐大会の個人戦入賞者。(左から)準優勝・オトゴンバト、優勝・五島雅治、3位・大森康弘(提供写真)
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 全国大学選抜相撲宇佐大会が3日、大分・宇佐市総合運動場相撲場で行われ、東日本から上位8校、西日本から上位4校の計12校が参加した。4月29日に愛媛県宇和島市で開催予定だった全日本大学選抜相撲宇和島大会が地震の影響で中止となったため、この大会が学生相撲の今季開幕戦となった。

 91人が参加した個人戦は、五島雅治(拓大4年)が頂点に立った。腰の重い四つ相撲や下からのおっつけを武器に勝ち上がり、決勝は長身のオトゴンバト(東洋大3年)を相手に左四つから寄り切って優勝を決めた。

 五島は昨年の世界選手権で団体優勝した日本代表メンバー。個人戦ではこれまで準優勝が5回もあるが、優勝は一度もなかった。「ここまで長かったですね。やっと優勝できたという感じですね」。今年度の開幕戦で人生初の全国制覇を果たし「1個で満足せず、またタイトル獲れれば」と学生横綱やアマチュア横綱などのビッグタイトルも見据えた。

 団体戦は、東洋大が6年ぶりの優勝。準々決勝の拓大戦と準決勝の近大戦では2―2の大将戦をオトゴンバトが制し、日体大との決勝は先鋒から3連勝で一気に優勝を決めた。

 今年度から全ての大会において立ち合いのルールが変更。両手を同時につくことと、主審の「引きますよ、はっきよい」の合図で立ち合うことが徹底された。大学の公式戦では新ルール導入初戦となった今大会、まだ慣れていないところもあり合わない立ち合いや審判長が止める場面が目立った。

 ▽個人戦 準々決勝
大森康弘(金沢学院大3年) すくい投げ 木下優希(東農大3年)
五島雅治(拓大4年) 寄り切り ブフチョローン(日体大4年)
クリストファー(日体大3年) 寄り切り 篠侑磨(金沢学院大2年)
オトゴンバト(東洋大3年) 引き落とし 新川大楽(日体大4年)

 ▽準決勝
五島雅治 寄り倒し 大森康弘
オトゴンバト 寄り切り クリストファー

 ▽3位決定戦
大森康弘 下手投げ クリストファー

 ▽決勝
五島雅治 寄り切り オトゴンバト

 団体戦 準々決勝
日大 4―1 早大
日体大 4―1 中大
東洋大 3―2 拓大
近大 4―1 東農大

 ▽準決勝
日体大 4―1 日大
東洋大 3―2 近大

 ▽3位決定戦
日大 4―1 近大

 ▽決勝
東洋大 4―1 日体大
○江連春樹 送り出し クリストファー 
○角田虎紀 肩透かし 依田蒼樹 
○三上大輝 引き落とし ツェルメグ 
○ミャンガンバヤル 突き落とし 杉本弘樹 
 オトゴンバト 寄り倒し ブフチョローン○

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