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鶴竜に続き3場所連続で白鵬も欠場…史上初2場所連続両横綱初日から不在、来場所“W進退”も

[ 2020年11月7日 05:30 ]

両横綱不在で11月場所が行われることになった両国国技館(撮影・尾崎 有希)
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 横綱・白鵬(35=宮城野部屋)が大相撲11月場所(8日初日、両国国技館)を休場することが6日、決まった。7月場所で負傷した右膝の回復が遅れ、自己ワーストの3場所連続、17度目の休場。鶴竜(35=陸奥部屋)も休場したため、2場所連続で複数の横綱が初日から不在という史上初の事態となった。史上最多44回の優勝を誇る大横綱だが、同じく3場所連続休場の鶴竜とともに、来年1月場所に進退が懸かる可能性も出てきた。

 第一人者も故障には勝てなかった。5日に都内の病院で診断を受けた白鵬はこの日、日本相撲協会に「右膝関節鏡手術、術後血症で約2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出した。無念の休場に、協会を通じて「ファンの皆さまには深くおわび申し上げます。来年の初場所では万全の状態で土俵に戻るべく、全力で努力いたします」とコメントした。

 白鵬は7月場所で右膝を負傷し、場所後の8月13日に内視鏡手術を受けた。相撲を取れる状況に戻らなかったため、秋場所は全休。11月場所での復帰を目指して10月の合同稽古にフル参加し、新大関・正代らと番数を重ねた。だが、右膝への負担は想像以上だった。師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)は「まだ動きは本来のものではなく、稽古後には古傷の左足も含めて両膝の腫れが引かない状態だった」と明かした。

 史上最多44度の優勝を誇る白鵬だが、近年は休場が目立つ。今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で無観客での実施となった春場所を制し、史上最長を更新する15年連続優勝を果たした。だが、皆勤したのはこの場所だけ。2場所連続で初日から休場するのは01年春場所の初土俵以来初めて。実力は依然としてNo・1だが、35歳を迎えて肉体の衰えが顕著になってきた。

 宮城野親方はこの日、5日の電話取材で「もし出られなかったら、来場所に進退を懸けて頑張るしかない」と言及したことを取り消し、「本意ではなく軽率だった」と謝罪。だが、白鵬にとっての21年は間違いなく進退を懸けた闘いを強いられる。鶴竜は既に初場所で進退を懸ける覚悟を示している。白鵬も初場所に出場して結果を出せないようなら、引退の2文字がちらついてもおかしくなく、2横綱がそろって進退が懸かる場所になりかねない。東京五輪までの現役続行をモチベーションにしている白鵬だが、置かれている状況は極めて厳しくなってきた。

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