原英莉花、3差V圏発進!同組の“黄金世代”一歩リード「いい滑り出しができた」

[ 2020年11月7日 05:30 ]

日本女子プロゴルフツアー TOTOジャパンクラシック第1日 ( 2020年11月6日    茨城県 太平洋クラブ美野里C=6554ヤード、パー72 )

黄金世代けん引3差発進!4番、セカンドショットを放つ原(撮影・西尾 大助)
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 原英莉花(21=日本通運)がボギーなし4バーディーの4アンダー68で回り、首位から3打差の10位と好発進した。この日は同じ98年度生まれの「黄金世代」渋野日向子(21=サントリー)、畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)と同組でラウンド。好調なパットでスコアを伸ばして一歩リードし、ツアー3勝目へ上々の滑り出しを見せた。渋野は1アンダーの38位、畑岡は3アンダーの16位スタートとなった。

 原は「黄金世代」をけん引する3人による豪華なラウンドを「引き締まったプレーができていた」と振り返った。インターバルでは会話で和む場面もあったが、コース上ではライバル。自分のプレーに集中する傍ら、初めて一緒に回った畑岡について「落ち着いているし冷静。メンタル強いなと思いました」と印象を口にした。

 3人の中では唯一ボギーなしと安定感のあるプレーで10位発進。首位と3打差の好位置に「納得がいくショットがあまり打てない中で、ボギーを打たずプレーできたのは良かった。いい滑り出しができた」と満足顔だ。

 日本女子オープン前から好調だったパットはこの日も健在だった。5番で2・5メートル、6番で2メートルを決め連続バーディー。ティーショットを左に曲げた14番パー4では4メートルのパーパットを沈め、17番パー5では5メートルをねじ込んで右の拳を軽く握った。フェアウエーキープ率は50%、パーオン率も66・67%だったが、全体3位のパット数26がスコアを支えた。「パッティングは思ったところに打てていたし、グリーン上では悔いのあるプレーはなかった」と振り返った。

 12月に行われる今年最後のメジャー、全米女子オープンの出場権をモチベーションにする。大会後の最新ランクで最後の出場枠を争うが、現状世界ランク91位はぎりぎりのラインとされるだけに、優勝で安全圏突入が目標だ。「得意という感じのコースではないので、しっかりセーフティーに打ってそこからバーディーを取っていければ」。控えめながらも時折こぼすスマイルが“Vサイン”に見えた。

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