トライアスロン日本選手権 女子史上初の3連覇へ高橋侑子「達成したい」

[ 2020年11月7日 15:52 ]

女子史上初の3連覇を狙う高橋侑子
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 トライアスロン日本選手権の前日会見が7日、オンライン形式で行われた。東京五輪会場のお台場海浜公園では20回目の開催となる今大会は、新型コロナウイルス対策として通常の距離(51・5キロ)から短縮したスプリント・ディスタンス(スイム750メートル、バイク20キロ、ラン5キロ=計25・75キロ)で実施される。女子で史上初の3連覇が懸かる高橋侑子(29=富士通)は「今まで成し遂げた方がいない中で王手をかけているので達成したい」と力を込めた。

 拠点のポルトガルで練習を積んでいた高橋は、3月末にコロナの感染拡大を受けて帰国。自主隔離期間や緊急事態宣言中は制限を受けたものの、「新たな発見もあった」と振り返る。9月にドイツ・ハンブルクで開催された世界選手権の出場は回避。「ギリギリまで迷ったけど今は動かない方が良いと、日本選手権に向けてやってきました」と今大会にかける思いは強い。

 男子で3連覇を目指す北條巧(24=博慈会、NTT東日本、NTT西日本)は自粛期間中、埼玉の自宅に「おうちプール」を設置。ゴムチューブに自身をつないで泳ぐ練習に「進まないスイム練習はメンタル的に厳しいものがあった」というが、試行錯誤をしながら体力を維持した。10月の東京都選手権、中止となったW杯宮崎大会の特別レースにも出場し、試合勘は問題はないという。「世界でメダルを取れるレースに近付けるように、積極的に引っ張っていきたい」と内容も重視した上でトップに立つ構えだ。

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2020年11月7日のニュース